2024年2月27日
お葬式屋さんをしてると
お布施を包む時のお札の向きを
喪主様によく尋ねられます。
30年経っても覚えられないので
備忘録としてここに残します。
お布施のお札の向きは
封筒の表面にお札を面を向けて
顔(肖像)が上。
お祝儀と同じ向きです。
え?
お葬式、弔い事なのに祝儀と同じ向き?
と、お思いでしょうか。。。
僕もそう思いました。
んで、色々調べてみると
お香典のお札を逆向きに入れるのは
「逆さ事」と言って
諸説ありますが
お葬式ならではの風習
喪家(葬儀を出す当家)が行う事や
喪家に対して行うこと(お香典など)は
逆さ事にしますが
お坊さんは悔やまれる立場じゃないので
逆さ事にしなくていい
という理由が一般的に言われてます。
お札の綺麗さは
新札が好ましいけど
必須ではない
新札が用意できない時は
なるべく綺麗なお札を使いましょう。
ネットで調べた傾向としては
法事の時は新札で
葬儀の時は新札じゃなくても良い
と書かれてるサイトが多数派かな?
それと水引の色や有無ですが
地域によって風習が違うので
ネットで調べるより
地元の葬儀社か仏具店に聞くのが
良いと思います。
ちなみに、伊丹市を含む京阪神間では
お葬式のお布施の水引は白黒で
初七日以降の法要は黄白
を使われてる事が多いです。
余談ですが、以前
同行さんが仕切られてるお葬式で
葬儀が始まる前、
控え室で控えておられる導師さんに
お茶を出すのに
喪服(和服)に白の割烹着を着たご婦人が
高茶台を使ってるのを見た時は
思わず二度見してしまいました。。。
その時以来、高茶台は見る事がないけど
これもその地域の風習なんでしょうね♪
長くなりましたが
改めてまとめると
葬儀の時にお坊さんにお渡しするお布施の
お札の向きは
封筒に対してお札が表向きで顔が上
新札が好ましいけど
無ければ綺麗目のお札を使う
水引は地域に合わせる
新札しかないからって
お香典みたいに
わざわざ折り目をつけなくて良い
と
ここまで書いておいて言うのも何ですが
地元の老舗業者さんにお聞きするのが
一番です♪
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