伊丹のおくりびとブログ

満中陰法要が元旦になってしまう場合

2024/11/15
11月15日の金曜日
今日は四十九日法要
満中陰法要のお話です。

 

今日11月15日に亡くなると

11月20日の水曜日が初七日で
以降、7週目まで

毎週水曜日がお参りの日です。

1週ずつ数えてみると

15日が命日として

20日(水)が初七日(しょなのか)で

27日(水)が二七日(ふたなのか)、

12月4日(水)がの三七日(みなのか)で

12月11日(水)が四七日(よなのか)、

12月18日(水)が五七日(ごなのか)(いつなのか)で

12月25日(水)が六七日(むなのか)、

そして来年

1月1日(水)が四十九日(満中陰)です。

↑ 1月2日???
携帯アプリで調べられるって

便利な世の中になりましたね♪

今度は15日から1日単位で

指を折って数えてみましょう。

昔はゼロの概念がなく

数字の始まりは1からだったので

命日の15日が1日目で
16日が2日目
17日が3日目
18日が4日目
19日が5日目
20日が6日目

21日が7日目……

あれ?

15日から数えると7日目は21日なのに

上の方のお話しでは20日になってる???

でもアプリの表では21日になってる?
ん?
???

そうなんです。

 

関西は葬儀後の七日参りを

「逮夜参り」といって

本来の七日目の前日にお参りするのです。

その理由は諸説ありますが

お聞きしたお話では……

昔々、お葬式後の七日参りは

お葬式にお通夜があるように

七日参りもお通夜からお勤めしてました。

七日参り、

毎回お通夜のお勤めと当日のお勤め

毎週二日続けて

7週目までお勤めするのが大変なので

一日に省略するようになり

当日を選んだ関東地方と

前日(逮夜)を選んだ関西地方。

という東西の違いがあり

関西では一日早い

「逮夜まいり」が主流になりました。

ここで
「四十九日が元旦」にお話を戻します。

逮夜まいりのスケジュール通り

法要を行うなら

1月1日が満中陰法要になります。

 

来年のお正月は喪中なので

お正月のお祝いをしないし、

家族だけで法要を行うなら

1月1日でも良いのですが、

法要を勤めていただく

お坊さんのことを考えると

元旦にお呼びして法要をして頂くのは

いかがなものでしょうか。。。

 

また、

四十九日(忌中期間)が年を超えて

来年、新年早々を

忌中で迎えることを避ける意味でも

満中陰法要の日程を前倒し(繰上げ)して

年内に納める方が多いです。

 

同時に忌中期間の

三月跨り(みつきまたがり)を

避けることにも繋がります。

(三月跨りを避けるお話は別の機会で…)

満中陰法要を繰り上げて行う場合

仏教では奇数を大切にするので

「六七日」より

「五七日」を選ぶ傾向にあります

 

今回のお話

11月15日に亡くなった場合

12月18日の「五七日」が

該当します。

 

今年、2024年の12月18日は水曜日なので

親戚が集まりやすい日程を考えると

15日の日曜日に繰り上げるのも

ありでしょうか。

満中陰法要以外の年忌法要も
年末年始は避ける傾向があり
自ずと12月半ばの土日に集中するかな?
もし12月半ばの土日を選ぶなら
お坊さんへの連絡は
早めにしておくのが良いですね♪
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