伊丹のおくりびとブログ

病院で最期を迎えた時

2024.03.25

 

一つ前のお話で

最期を迎える場所について

お話しましたが

今日はその中でも一番多い

「病院で最期を迎えた場合」

のお話をします

 

市立病院や県立病院などの

大きな病院には

霊安室が設備されてますが

阪神間の場合

霊安室を使わない病院が増えてきています

 

 

亡くなってから搬送するまで

家族の事情や搬送業者の都合などで

時間が開いてしまう場合

霊安室で安置することもありますが

基本的に病室から直接搬送されます。

 

 

時間の流れで説明すると

 

危篤状態になると家族が呼ばれます

 

看取り後、医師の死亡確認があり

 

帰りの車、

寝台車の手配を促されます。

 

葬儀社と提携している病院の場合

家族が寝台車を手配できなくても

病院が手配してくれます。

 

そして

エンゼルケアをするかどうかを聞かれます

 

これも数年前まではあまり無かったんですが

看取り後の処置を

・エンゼルケアとして病院で行うか

・湯灌として葬儀社に依頼するか

という選択です。

 

 

中には無料でされてる病院もあるそうですが

最近お客様にお聞きしたのは

とある病院でのエンゼルケアは

保険適応外費用として

2万円だったそうです。

 

ウェブで調べても

その位の金額が多い様です

 

葬儀社で湯灌を頼むと

6万円前後

業者によって5万円〜10万円ほどかかります。

 

看護師さんに

エンゼルケアか湯灌を聞かれる時

湯灌の費用の説明が無い場合が多いので

お気をつけ下さい。

 

その後故人様にお着せする

服(寝間着)の用意を言われます

多くの場合は

リースなどの病衣を着ているので

病衣のまま連れて帰れないのです。

 

お着せする寝間着も

病院で用意してくれる場合もありますが

家族で用意をする事が多い様です。

 

院内の売店に木綿の浴衣が売ってるのは

そういう理由があるからなんですね♪

 

深夜などコンビニが開いてない時間帯だと

危篤で呼ばれた家族が

自宅に取りに帰ることもある様です。

 

その後寝台車で搬送。。。

となるのですが

寝台車の手配には速くても小1時間

時間帯によっては数時間かかる場合もあるので

亡くなったらすぐに手配をした方がいいです。

 

時々エンゼルケアも着せ替えも済んで

いつでも帰れる状態になってから

寝台車の依頼を頂く事があるのですが

そうなるとその電話からまた1時間ほど

寝台車が来るのを待つ事になってしまいます。

 

エンゼルケア自体も1時間ほどかかるので

亡くなってすぐに寝台車の依頼を頂ければ

エンゼルケアが終わる頃に合わせて

寝台車でお迎えに行けるのです。

 

ここでまた

大切な選択肢があります。

 

それは

どこに連れて帰るか。。。

です

 

搬送先の選択肢

このお話も長くなるので

別のお話で詳しく説明いたします♪

 

次の記事「臨終の場所」

メインページへ

お電話
Webフォーム