伊丹のおくりびとブログ

目尻のシワ

2024.04.11

少し前

お葬式の打ち合わせにお伺いした

お客様のお家でのお話です。

 

ご紹介者さんに繋いで頂いたお客様

間に共通の知り合いがいても

お客様は僕とは初対面。

 

ご自宅にお伺いして

挨拶からお話を始め

色々なお話を聞かせて頂きながら

打ち合わせを一通り済ませました。

 

その日、喪主様から頂いた

沢山の言葉の中で

「最初はどんな人が来るのか不安だったけど

自分の話をずっと聞いてくれて

すごく安心することができました」

 

「速水さんが目尻に皺を作りながら

ずっと笑顔で頷いてくれてる

その姿にすごく安心感をもらえました。」

って。。。

 

え?

目尻のシワ???

 

お客様の家を後にした車内で

バックミラーを相手に笑ってみる

 

ほんまや、、、

笑った時、

目尻に皺ができるようになてるやん♡

 

 

ぅふふ〜♪

 

 

え?はやみん、嬉しいの?

って思われてます?

 

 

そうなんです

目尻の皺

ずっと欲しかったんです

 

25歳くらいの時から

ずっと憧れていたんです。

 

子供の頃からずっと

いわゆる「キツネ目」で

 

20代前半のある時

「あんたは目付き悪いからメガネかけた方が良い」

って言われた事があるくらい

人相が悪かった(らしい)(笑)

 

 

若い頃からずっと接客業に従事しながら

大人の男の人の目尻の皺って良いよな …

って

ずっと心の中で憧れていた目尻の皺

 

子ども心に

SIONさんやCHARさん

火野正平さんとか

竹中直人さんとか

を見て

 

格好いいよな〜

笑顔いいよな〜

って思ってたのかな?

 

素敵な大人の男性は

みんな目尻に笑顔の皺がある

 

かたや自分は

鏡に向かってどんなに頑張っても

皺ひとつできない。。。

 

 

顔のことを嘆いても仕方がないし

目尻のシワは諦めよう。。。

 

 

そんなこと

いつの間にか忘れてたけど

すっかり忘れて30年が過ぎたけど

 

ふとお客さんに言われて思い出した

目尻のシワ

 

 

その時

不安から解放された安堵からか

涙を流しながら

繰り返し繰り返し

お礼の言葉を下さるお客様に

僕も目頭を熱くしてしまいました。

 

という

子供の頃からの憧れ

「目尻のシワ」のお話でした♪

 

最後までお付き合いくださり

ありがとうございます♪

 

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