伊丹のおくりびとブログ

直葬の現実

 

2024.12.16

 

少し前のこと

直葬のご依頼を頂きました。

 

事情をお聞きすると

 

・故人様は家族が居なくて

・遠縁の親戚さんが施主として

・遺言通り直葬で送りたい

 

とのことです。

 

状況をお聞きすると

 

・病院で亡くなり

・病院は火葬まで預かってくれて

・直接火葬場へ運びたい

 

さて

 

ここで大きな問題になるのが2点

 

一つ目は

「いつ(何日後に)火葬できるのか」

 

二つ目は

病院で息を引き取った場合に限られますが

「病院に棺を持って迎えに行って良いのか」

です。

 

火葬場の状況を確認すると

2日後の火葬が可能で

 

家族の方が病院に確認すると

2日先までなら預かれる

とのこと。

 

これなら大丈夫ですね♪

 

がしかし、

 

が、しかしです。

 

一番の問題は二つ目の問題

 

どう考えても

病院に棺桶を持って行くのは

抵抗があります。

 

家族の方に病院に改めて確認してもらうと

 

やっぱり病院に棺桶を持って迎えに行く、

病院に棺桶を持ち込むことは不可でした。

 

そりゃそうですよね。。。

 

じゃ、直葬はできない。。。

 

で、終わらせないのが鍵。

 

家族の方は直葬を望んでいる

火葬場は問題ないけど

病院に棺を持ち込めない。。。

 

だったらどうすれば???

 

そこは大丈夫です

 

解決策として

 

病院には寝台車で迎えに行く

(ストレッチャー担架とシーツで搬送する)

さくらホールを経由する

(さくらホールでご納棺をする)

もう一度寝台車に乗って火葬場へ

 

です。

 

これで全ての問題を

まるっと解決できます♪

 

そして更に

 

阪神間の火葬場では

棺のふたを開られない。

 

火葬場で故人様の顔を見ることができない

と言う問題

 

病院で棺に収めて

火葬場へ直接行く場合

病院を出ちゃうと

もう、顔も見れない

と言う事なのですが

 

さくらホールを経由することで

その問題も解消、

 

ゆっくり顔を見て

副葬品もお棺に収めて

お花でのお別れもして

お送りする事ができました。

 

今回もなんとかご家族様のご要望を

実現する事ができました♪

 

問題があった時

課題があった時

「だったらどうすれば?」

と、一回考えてみる事が

大切ですね♪

 

ちなみに

「直葬」をどう読みました?

 

その事についてはまた後ほど。。。

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