伊丹のおくりびとブログ

飛行機の影

2025.12.08

 

今日は飛行機の影のお話です。

 

僕が生まれ育ったまち

兵庫県伊丹市には

伊丹空港があります。

 

 

伊丹空港

正式名称「大阪国際空港ITAMI」

本題の前に

少しだけ伊丹空港のお話をすると

 

伊丹空港は1939年1月17日に

大阪第二飛行場として開港し

1941年には伊丹陸軍飛行場になり

1945年にアメリカ軍に接収され

名前を「伊丹エアベース」に変更され

この時名称に使われた「伊丹」が定着し

現在も「伊丹空港」と呼ばれている

その後アメリカ軍の接収が解除され

1959年に第一種空港に指定され

1960年から国際空港として活躍し

1994年に関西国際空港が開港し

国際便がなくなってからも

国際空港という名称が残っているのは

34年間国際空港として活躍していた名残で

2008年に第二種空港になり

2012年に民間企業の運営になり

敷地は伊丹市と池田市と豊中市に跨ってて

運用時間は午前7時から午後9時に規制されてて

基本エンジン3基以上の乗り入れが禁止され

各調査会社ランキング定時運行尊守率では

大規模空港部門世界1位を何度か獲得してて

IATAコードでは「ITM」と表記されるのです。

 

空港のお話は尽きませんが

この辺にしておいて今日の本題に入ります。

 

伊丹っ子あるあるだと思うんですが

 

飛行機の影に入った瞬間

「お♪」とか「あっ♪」ってなるんです。

 

小学校のお昼休みに

運動場で遊んでる時や

大人になってからでも車の運転中や

ちょうど旋回するさくらホールでの仕事中

年に数回程度だけど

飛行機の影に入る事があるのです。

 

何度か写真に撮ろうと思ったこともありますが

どう考えても不可能に近い。

 

そのせいか、飛行機の影の写真って

ブロッケン現象ばかりで

地上に映った影の写真はあまり見かけない

 

こないだ沖縄に行った時に

那覇空港着直前に撮れました♪

 

 

伊丹空港を北に向いて飛び立った飛行機は

荒牧や中野あたりで大きく左に旋回し

寺本上空あたりから南へ向いて飛んでいく

 

その時点で伊丹市上空ではまだ飛行機の高さも

気圧高度は2,500ft(800メートル弱)くらいで

速度も対地速度250kft、

時速で言うと500km/h弱で飛んでいるのです。

 

気になったので計算してみると

よく見かけるボーイング737が全長39.5m

 

39.5mの機体が500km/hで通過すると

影に入ってから影から出るまでの時間は

0.2841秒。

ざっと0.3秒

これ、機体の全長なので

仮に主翼の影を想定すると

影の中にいる時間は0.03秒になります!

 

そんな瞬間なのに影を感じるし

影の中にいる瞬間だけ気温が下がるのも感じる

 

飛行機の影を追いかけて入る事もできないし

飛行機の影が来るのを待つ事もできない

 

尼崎市や大阪市に行くと

飛行機の高度も上がってて

影を地上で認識しにくくなる。

 

あ、着陸体制で超低空飛行になる豊中市だと

もっと濃く影を感じられそう。。。

 

という

伊丹っこあるある(なのかな?)

飛行機の影のお話でした♪

 

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