伊丹のおくりびとブログ

久しぶりに読書にハマる

 

 

本が好でした。

 

よく本も読んでました

 

小説もコミックも

 

音楽を聴くのも好きだったし

映画を見るのも好きでした

 

 

一人でいる事が楽だったのかな?

 

 

そんな僕がある時

「本を閉じて街に出よう」って思い立ち

一人でいるより

「人と会う」事に時間を割くようになりました。

 

ぼんやりでざっくりですが

これが僕が本から離れた原因です。

 

 

もう一つ本から離れた原因は

 

老眼

(笑)

 

一時期コンタクトレンズも使ったけど

高校1年以来ずっと続けてたメガネ生活の中

手元だけは裸眼じゃないと見えなくなったのが

40歳を過ぎた頃でした

(たぶん)

 

それと

読み出すと止まらない

止まれない質だったんです。

 

小説だったら一冊読み終わるまで

 

コミックだったら全巻読み終わるまで

話の途中で本を置く事ができない

 

以前に読んだ蔵書で

ストーリーも知っているのに

止まらまい

 

読み終えて一息つき

伸びをした目に映る窓越しの夜明け空

ついつい集中して

不覚にも夜明けを迎えてしまい

愕然とする。。。

 

 

そんな苦い経験から

いつの間にか本から遠ざかっていたし

 

自分でも本好きだという事をすっかり忘れ

「読書は苦手」だと思い込んでいました。

 

 

そんな僕が今年の春出かけた伊丹のイベント

「いたみサンジョルディの日」

〜カタルーニャ流 本と薔薇の広場〜

 

 

そこで出会った紹介文

「私が本を好きになったきっかけの本です、

本を読むことが苦手なあなたも是非!」

 

 

その紹介文を読み

勝手に「本が好きになる指南書」だと思って

家に連れて帰って唖然

 

小説でした

伊坂幸太郎さんの

「残り全部バケーション」

 

 

肩を落とした僕は

せっかくの小説もリビングボードの片隅に置き

昨日までと同じように

楽譜を追いギターを鳴らして暮らしていた。

 

 

そして2ヶ月が過ぎたある日

 

よく晴れたお昼前に

最寄りの新伊丹駅から乗った

阪急電鉄伊丹線の車中でiPhoneから目を離し

なんとなく周囲を見回した時のこと

 

その車両に乗っている全ての人が

スマホを弄っているのが目に入る

 

SNSを流して読んでるのか

漫画を読んでるのか

何をしてるのか知る由もないけど

 

その全員が

「そうするのがこの国の文化で特徴なんだ」

と言わんばかりの統一感

 

その風景が異様で気持ち悪く感じてしまう

 

自分も今までiPhoneを弄ってたのに。。。

 

あまりに気持ち悪かったので

iPhoneをポケットに仕舞ってみる

 

 

そうすると

外の景色か吊り広告しか見るものがなく

目のヤリどころに困惑してしまう。

 

本当は人間観察も好きなんだけど

電車の中で人様の事をジロジロ見るのは

お勧めできないし、

とりあえずその日は窓の外を流れる

いつもの景色を見てやり過ごした。

 

 

電車の中でスマホを触るのはやめよう

 

そう決めた次に考えるのは

スマホ弄りの代わりに何をする?

 

だけどよく考えたら

スマホ暮らしになる前は

皆んな本を読んでたやん!

 

という事で

読書習慣を始めたのが6月の事。

 

↑この時読んでいたのが

いたみサン・ジョルディの日で貰ってきた

伊坂幸太郎さんの

「残り全部バケーション」だ。

 

 

電車の中で本を読む

電車を降りる本を閉じる

次に本を開くのは

その次に電車に乗る時。

 

 

その「次に電車に乗る」のは

1週間後であり

時に1ヶ月後であり

 

電車に乗って本を開くその都度

しおりが挟んでるページから数ページ戻って

どんなストーリーだったか確認してから

続きを読み始める。

 

 

特にこの「残り全部バケーション」は

章毎に数人の登場人物のストーリーが書かれていて

一見なんの脈絡も関係性もなさそうなんだけど

その章を読み終わると

微妙に前の章やもっと前の章との関連性が見えてくる

 

電車に乗る時限定では記憶が続かず

本を開く度にページを遡るので

なかなか進まない。。。

 

一度読み終わっても分からなくなったので

結局続けて2回読んだ

けど、

2回読んでも全体の構成がわからない

(というか覚えられない)

(笑)

 

 

あ、あと

僕の特徴なんだろうか

登場人物をなかなか覚えられないという

ハンデもある。

 

登場人物が出てくるたびに

同一人物が出て来るページまで戻って

その人が誰なのか確認しながら読み進めるので

これも時間がかかる話だ。

(洋書をあまり読まないのはこれが原因だろうか)

 

さてさて

前置きが長くなりましたが

(前置きやったんかい!!)

ヘ(__ヘ)☆\(^^;

 

本題に入ります

 

電車で閉じた本のその続きが気になり

家に帰ってからもギターの練習の合間に

本を開く。

 

こうなると

暮らしの習慣が変わり

今まで電車でしか読まなかった本が

堰を切ったように暮らしの中に広がる

 

朝ごはんを作りながら

ランチの後の時間の隙間でも

夜帰宅してからも

布団に入ってからも

 

まるで「読書漬け暮らし」になってしまった

ここ数日。

 

古本屋さんに行って

買い漁って来る本の中には

昔読んだ本も混ざっていた。。。

 

 

市川拓司さんの「いま、会いにゆきます」は

単行本と文庫本両方揃いました(笑)

 

これはいかん。。。

という事でiPhoneのメモに

「読んだ本」

「読みたい本」

「買った本」(未読在庫のこと)

の3つのリストを拵える

 

本屋さんに行って

タイトルや背表紙を見て面白そうな本を探す時間も大好きだけど

なかなかそんな時間を取れないので

メモの「読みたい」リストが役にたつ

 

昨夜もブックオフで10冊購入

 

先月から本が並び始めた

リビングボードには

左に読んだ本、右にこれから読む本

真ん中はカバーだけの空っぽ。

 

僕の心の堰を切ったのは

20年弱前に買って読んだ再読書

原田ハマさんの「カフーを待ちわびて」だ

 

(ちなみに左は読んだ順じゃなくて50音順) 

 

10年くらい

全く読んでなかったのに

最近は1〜2日に1冊のペースで読んでしまってる。

 

 

なんでなんだろう。。

って数日考えながら本を読んでて分かった事

 

本を読んでると、物語を読んでると

脳が気持ちいい

たぶんだけど

活字を脳でイメージに置き換える作業が

気持ちいいんだと思う。

 

読書は癒し

 

なのかな?

 

ラブストーリーで

主人公に思いを重ねて

ヒロインに恋をする

 

それも気持ちいいけど

話の内容如何に関わらず

本を読むことが気持ちいい

 

ただ

心がすごく影響を受けやすいタイプなので

 

中学生の頃にジャッキーチェーンの映画や

当時流行った少林寺を見て

友達と鼻の穴を膨らませていた日々が懐かしい。

 

そんな影響を受けやすい心なので

推理系を読むと事件が解決する前に

心がささくれてしまうし

ホラー系を読むと悲しくなってしまう

(笑)

たぶん。

 

元々旅行も大好きだから

旅物語とかも面白いかな?

 

そういえば

 

「カフーを待ちわびて」も

沖縄系として買ってハマったんだった

(笑)

 

はやみん、

最近表情や言葉が優しくなったな

って思ったら

今どんな本を読んでるのか

聞いてみてくださいね♪

 

 

さて、

MacBookを閉じて

本でも開こうかな♪

 

 

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