伊丹のおくりびとブログ

お味噌汁事情

 

 

今日はお味噌汁のおはなしです♪

 

まずはお味噌汁を拵える時のお話です。

 

 

 

以前は

濾し器を使ってました。

 

鹿児島にルーツを持つ母方の影響か

お味噌汁には麦味噌を使うことが多いのです

 

 

子供の頃は味噌汁の底に残る麦が

嫌いだったので

大人になっても濾したカスは捨ててました。

 

が、ある日

 

麦粒が嫌いだったのは子供の頃の事で

大人になった今は平気なんだと

気がついてしまい

味噌を濾した後の濾し器に残る濾しカスを

鍋に戻すようになったです。

 

んで、 更に気が付いたんです

 

「濾し器を使わなくてもいいじゃ無いか」

って。

 

 

そう、

オタマで溶けば良いのです。

 

 

その理由は二つ

 

一つは

オタマで溶いた方が丁寧な仕事に見えるし

熟練者っぽく見えるから

(勝手なイメージですが)

(誰かに見られることもありませんが)

(笑)

 

もう一つは

洗い物が一つ減るから

 

これは大きい。

 

調理器具は調理をしながら

使ったらその場で洗う派なので

濾し器も使い終わったら

その場で洗っていたんだけど

オタマで溶くなら溶いた後、お椀に装う時にも

引き続きオタマを使うので洗わなくて済む。

 

 

すぐに食べない時は

オタマはその場で洗うんだけど

オタマを洗う時って

ササッと流す程度で済むので

濾し器を洗うのとでは雲泥の差である。

 

 

ちなみに

汁碗に装う時に使ったオタマを

その場ですぐに洗うのは

鍋にオタマが入ったままの状態が

嫌いだからで

 

更にその理由は

オタマの柄にカピカピの味噌汁ベルトが

付くのが嫌だから

(我儘にも程がある!)

(笑)

 

 

なので僕はお味噌汁には

基本的に油物は入れない。

 

お肉も入れないし薄揚げでさえ入れない。

 

よく使う具は豆腐か玉ねぎ、あるいは根菜など

 

そもそも出汁を取るのに

昆布と椎茸と牛蒡と鰹を使って出汁を取り、

全部具としてそのまま食べちゃうのです

 

 

 

牛蒡と椎茸と昆布は

基本の具として存在するので

メインの具は大抵ひと種類で済ませることが

多い

 

一口サイズに砕いた干し椎茸

一口サイズに切った昆布

宮前の高木鰹節店の昆布は数年前からポケットに携帯して常食している

(そのお話を書いたブログはこちら)

 

 

そして自家製の干し牛蒡

 

 

3~4本まとめ買いした牛蒡を全部ささがいて

干して乾燥させた牛蒡は

煮炊物にもってこいなんです♪

 

あとネギも入れますが

一食に使う量は一株。

 

夏の保存場所は冷蔵庫。

 

冬場は庫外で花瓶に活けて保存してますが

夏場は花瓶の水が直ぐに傷んじゃうし

ネギも先っちょから茶色くなっちゃうのでね♪

 

 

ちなみに幼少の頃

お味噌汁のことを「おみおつけ」って

言ってましたが

 

最近はめっきり聞かなくなりましたね♪

 

その「おみおつけ」

室町時代の宮中の女房詞として生まれた言葉なんだけど

漢字で書くと「御御御付け」って書くんですよ♪

 

iPhoneの変換候補にもほら♪

 

 

意味は諸説ありますが

「味噌を使った汁物」

っていう意味で

「味噌」を丁寧に言うと「御味」「御御」で

「汁物」が「おつけ」で漢字で書くと「御汁」。

味噌の汁物なので

「御御御付け」なんだって♪(諸説あり)

 

一度調べてみてくださいね♪

 

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