伊丹のおくりびとブログ

【寺院納骨】お骨壷の大きさ制限

先日お客様から頂いたご相談のお話です。

 

 

ご相談の内容は

 

「納骨しようと思っていたお寺さんで

お骨壷の大きさの制限がある」と言われて困っている

 

と言う内容です。

 

 

「もしかして

納骨されるのは

大阪の一心寺さんですか?」

と確認したところ

 

正解でした。

 

そうなんです

納骨や骨仏で有名な大阪の一心寺さん

 

令和二年から

持って行くお骨壷の大きさ制限ができたんです。

以前に書いたブログはこちら

 

簡単に説明しますと

 

ご収骨(お骨あげ)の時に使うお骨壷

関西では特に注文がなければ

胴骨壺と本骨壺と言う

2つのお骨壷を使います。

 

左の大きなお骨壷が胴骨で

一般的にはお墓に納骨するためのお骨壷で

 

右の小さなお骨壷が本骨で

お寺に納骨するためのお骨壷です。

 

一心寺さん、

以前は両方納骨できたんですが

令和二年から納骨できるのは

この小さな方のお骨壷だけになりました。

 

その上で

ご相談頂いたお客様曰く

 

 

本骨は一心寺に納骨するとして

胴骨を納骨できるお寺が

ネットで検索しても近所にない。。

 

故人は一心寺への納骨を希望していた

 

できれば別々のお寺に納めたくない

 

とのこと。

 

上記を踏まえてお伝えした3つの対処法

 

一つは

本骨は一心寺に納めて

胴骨を宝塚の中山寺に納める方法

(別々のお寺に納める事になってしまう)

 

もう一つは

別々のお寺に納骨するのを避ける方法として

宝塚の中山寺にまとめて納める方法

(故人の希望を叶えられない)

 

そして最後に

粉骨して本骨に入れて一心寺に納める方法。

(これなら全ての希望を満たせられます)

 

です。

 

お骨って、焼却した後の灰なので

粉骨すると体積が1/10位になるんです

 

 

お客様が知らなかった事は

・一心寺の大きさ制限

・中山寺でも納骨できる

そして

・粉骨という方法がある

の3つ。

 

きっと故人様もご存知なかったんだと思う。

 

お客様も中山寺でも納骨できる事を知り

驚いておられたし、

粉骨という方法がある事にも驚いておられました。

 

ここで粉骨の事を少し説明すると

 

一昔メディアでも取り沙汰された

「海洋散骨」で

海にお骨を撒く時に

お骨の形のまま撒くのではなく

パウダー状にして撒くのです。

 

その時お骨をパウダー状にする事を

粉骨と言って

近所だと尼崎に1軒、

大阪に数軒専門業者があり

申し込んでお骨を郵送すると

粉骨してくれて

郵送で返してもらえるサービスもあるのです。

ヘブンズドア

銀河ステージ

海郷帰さとがえり

 

粉骨だけなら2〜3万円くらいでできそうですね♪

 

お客様は目から鱗状態

 

この電話で新しく知った事が多いので

一度家族で相談してみると言って

電話を切られました。

 

相談のお電話。

 

初めの

「教えて欲しい事があるんですが…」

と言われた声と違って

最後には凄く声色が明るくなっていたのが

嬉しい出来事でした♪

 

ご相談くださりありがとうございます♪

 

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