伊丹のおくりびとブログ

例えばオープン家族葬とか

 

名前はどうするのか

一旦置いておきまして

 

今まで家族葬について

4つのお話をしてきました。

 

「家族葬の実際」

「家族葬の弊害」

「家族葬と一般葬の違い」

「変わり続けるお葬式のかたち」

 

この4つのお話は

全て過去(現在まで)のお話でした。

 

 

最後の

「変わり続けるお葬式のかたち」

でもお話しした通り

お葬式の方法は時代に合わせて

どんどん変化しています。

 

 

今はまさに空前の大ブーム

家族葬の最盛期と言えるでしょうか。

 

 

ただ、

ちょっと振り過ぎてる。

 

 

葬儀社がそれを提唱し過ぎてるのが

原因の一つでもありますが

社会全体が

家族葬に寄り過ぎてると思います。

 

「家族葬の弊害」でも書いたように

ご高齢の方を親しい人たちだけで

お送りするのはいいのですが

 

会社や事業で現役の人をはじめ

世の中とのご縁をたくさん頂いている人まで

家族葬、家族葬、ってなってませんか?

 

もちろん

ちゃんと皆んなとお別れをして

送られる人も居ます。

(先日もお世話になった方の

通夜に行って来ました)

 

 

言葉を選ばずに言うと

「猫も杓子も家族葬」状態に感じるのです。

 

家族葬を選び過ぎてるというか

家族葬に拘り過ぎてるというか

 

なんだか

少し極端に「家族葬社会」に

なってるように感じます。

 

その結果生まれているのが

「家族葬の弊害」

 

なんだか「無理してるな〜」

って思うのです。

 

故人をお送りするのに

一番大切なのは「気持ち」で

形はある意味

どんな形でもいいと思うのです。

 

ちゃんと考えて選んだ家族葬の

その理由が

「身近な人だけでゆっくり送りたい」

と言うならそれでいいし

その理由で家族葬を行い

それでも参列してくれる人は

ちゃんと受け入れればいいと思います。

 

その上で

例えば

門前提灯や銘木看板などの

屋外の飾り付けも無くてもいいし

 

焼香順は作らなくてもいいし

作らないなら順番で悩まなくてもいいし

作らなければ後で揉めなくてもいいし

 

弔電も読み上げなくてもいいし

読み上げないなら順番で悩まなくてもいいし

 

お香典も受け取らなくてもいいし

お香典を受け取っても

お香典返しを省略してもいいし

 

喪主の挨拶も省略してもいいし

 

葬儀社が用意したBGMもなくてもいいし

 

仰々しい司会もなくてもいいし

 

大きな祭壇も無くてもいいし

 

お花が好きだったのなら

お花で飾ってあげたらいいし

 

お酒が好きだったのなら

いっぱいお酒をお供えして

集まった皆んなで故人の分まで

飲んであげればいいし

 

カラオケが好きだったのなら

お通夜のお経の後カラオケしてもいいし

 

麻雀が好きだったのなら

お通夜の後に麻雀をしてもいいし

 

ドライブが好きだったのなら

火葬場に行く時に早めに出棺して

遠回りしてゆっくり行けばいい。

 

 

お坊さんのお経と

親しい身内と

親しい友人が集まって

一緒に皆んなで

故人にお礼を言えればいいし

ゆっくりお別れできればいい

 

と思いませんか?

 

大きなお葬式で送ってあげたいなら

大きなお葬式をすればいいし

 

親しい人だけで送ってあげたいなら

親しい人だけで送ってあげればいい

 

どちらにしても

頑なになる必要はないと思う

拘り過ぎなくてもいいと思う

葬儀社の提案を

鵜呑みにしなくていいと思う

のです。

 

家族葬って言っても

家族だけで行うわけではない

親戚も来るけど

親族だけで行うわけではない

故人を慕って来てくれる人は

ちゃんとお招きして

皆んなで送ってあげればいい

 

家族葬だからって

家族だけにこだわらず

もっと開かれたお葬式でもいいし

開かれた家族葬でもいい。

 

形式に拘らず自由に行うので

「自由葬」でもいいけど

「自由葬」はすでに

宗教作法を無くしたお葬式の呼び名として

使われてるのでちょっと違う。。。

 

なんだろう?

「新家族葬」?

今風に言うと

「シン・家族葬」?

 

開かれた家族葬だから

「オープン家族葬」?

 

うん

オープン家族葬が

イメージしやすくて

一番しっくり来るかな♪

 

 

 

令和の時代に則した

人と心を大切にした

優しいお葬式がいいですね♪

 

 

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